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秋の食パンを冷凍保存するときのコツをご案内します

食パンの冷凍保存は、買ったその日のうちに、一枚ずつ包んで冷凍する。私たちがお客様にお伝えしている答えは、これだけです。秋になると、店頭で「この時期って常温でどのくらいもちますか」というご質問が一気に増えます。朝晩は涼しくなったのに昼間はまだ気温が上がる、そんな名古屋の秋は、いちばん保存の判断に迷う季節なのかもしれません。「二本買ってしまったけれど、食べきれるだろうか」「冷蔵庫に入れておけば安心だよね」「冷凍したら風味が落ちる気がして、なんとなく手が出ない」。検索してこのページにたどり着かれた方の頭の中に、そんな声が浮かんでいるのではないかと思います。この記事では、私たちが毎日パンを焼いている立場から、秋の食パンをいちばん美味しく残す方法と、迷いやすい線引きを、正直なところまでお話しします。読み終えたときに、今日買った一本をどう扱えばいいか、迷わず決められるようになれば嬉しいです。

この記事のポイント

秋の気温と湿度のなかで、食パンがどう変わっていくのか。そのうえで、冷凍がなぜいちばん味を守れるのか、包み方や日数の目安、焼き戻しのコツまでをまとめました。天然酵母と北海道美瑛産小麦100%でつくる私たちのパンならではの注意点にも触れています。

今日のおさらい:要点3つ

・買ったその日のうちに冷凍するのがいちばんです。「明日から冷凍しよう」がいちばんもったいない判断です
・一枚ずつラップで包み、さらに保存袋へ。空気に触れる面を減らすことが、風味を守るすべてです
・解凍せず、凍ったままトースターへ。予熱ありで3〜5分が私たちのおすすめです

この記事の結論

・冷蔵室での保存は、食パンにとってはいちばん固くなりやすい環境です
・冷凍なら、家庭でもおよそ2〜3週間はおいしさを保てます
・秋は「常温でも平気」と油断しやすい季節。迷ったら冷凍が正解です

天然酵母の食パン専門店|つばめパン

毎日の食卓に並ぶ食パンだからこそ、
素材にも美味しさにもこだわりたい。

つばめパンでは、北海道美瑛産小麦を100%使用し、「安心」「安全」「自然体」を大切にした食パンづくりを続けています。

ふんわり広がる小麦本来の甘みと香りを、ぜひご自身やご家族で味わってみてください。

お近くの店舗で、焼きたての美味しさをお楽しみいただけます。

秋の食パンに、いま何が起きているのか

涼しくなったのに、日持ちが読みにくい季節です

正直なところ、秋はいちばん保存の判断がむずかしい季節です。真夏なら誰もが迷わず「早く食べなきゃ」と思いますし、真冬は室温そのものが低いので比較的ゆっくり進みます。ところが秋は、朝は20度を下回るのに、昼間の室内は25度を超えることも珍しくありません。この一日の中の落差が曲者で、体感では涼しいのに、パンが置かれている場所は思ったより温かい、ということが起こります。

もうひとつ見落とされがちなのが湿度です。秋雨の時期は湿度が高く、袋の内側に水滴がつきやすくなります。私たちのパンは保存料を使っていませんので、湿気がこもったまま常温に置くと、表面にカビが出やすくなります。逆によく晴れた乾いた日が続くと、今度は水分が抜けてパサつきが早まる。どちらに転んでも、秋は「一日ごとに状態が変わる」と思っていただいたほうが安心です。私たちが店頭で「秋こそ冷凍がおすすめです」とお伝えしているのは、こうした理由からです。

なぜ冷蔵室ではなく、冷凍室なのか

よくあるのが「とりあえず冷蔵庫に入れておきました」というお声です。お気持ちはとてもよく分かります。けれど食パンにとって、冷蔵室の温度帯はいちばん苦手な環境なのです。パンに含まれるでんぷんは、0度から5度あたりでもっとも早く固くなっていくと言われています。つまり冷蔵室は、パンを固くするのにちょうどよい温度、ということになってしまいます。

一方、家庭用の冷凍室はおおむねマイナス18度前後です。この温度まで一気に下げてしまえば、でんぷんの変化はほとんど止まります。だから私たちは、「常温で食べきれる分以外は、冷蔵をとばして冷凍へ」とご案内しています。ケースによりますが、当日か翌日に食べきる予定があるなら常温で問題ありません。三日以上先まで残りそうなら、迷わず冷凍室です。

私たちのパンだからこその、ゆるやかさと弱点

天然酵母でじっくり発酵させた生地は、水分の抜け方がゆるやかで、時間がたってもしっとり感が残りやすいという良さがあります。実際「二日目のほうが好き」とおっしゃるお客様もいらっしゃいます。北海道美瑛産小麦100%の香りも、翌日以降にまた違う表情を見せてくれます。

ただ、良いことばかりではありません。保存料に頼らないぶん、環境の影響はそのまま受けます。特に切り口は、切った瞬間から乾きはじめます。ここが冷凍のタイミングを早めていただきたい理由でもあります。焼き上がりの良さをそのまま止めてしまう、そんなイメージで冷凍していただけたらと思います。

冷凍と焼き戻しの、具体的なやり方

包み方は「一枚ずつ、空気を抜いて、二重に」

手順はとてもシンプルです。まず、食べる厚さにスライスします。ご家庭のトースターで焼くなら、4枚切りから6枚切りあたりが扱いやすいと思います。次に一枚ずつラップでぴったり包みます。ここを面倒がって数枚まとめて包んでしまうと、あとで一枚だけ取り出せず、結局まとめて解凍することになりがちです。

包んだら、フリーザーバッグに入れて、袋の空気をできるだけ抜いて閉じます。この二重が大事で、ラップだけだと冷凍室のにおいが移ったり、表面が白く乾いてしまったりします。金属のトレーの上に並べて凍らせると、早く凍るので風味が落ちにくくなります。買ってきてから冷凍室に入れるまで、できれば2時間以内を目安にしていただけると理想的です。

保存の日数と、置き場所の目安

冷凍での保存期間は、およそ2週間から3週間が私たちのおすすめです。それを過ぎてもすぐ食べられなくなるわけではありませんが、香りが少しずつ抜けていきます。せっかくの美瑛産小麦の香りですから、できれば三週間以内に食べきっていただきたいところ。袋にマスキングテープなどで冷凍した日付を書いておくと、あとで迷いません。

置き場所にも少しだけコツがあります。冷凍室の扉に近い位置は開け閉めのたびに温度が上下しますので、できれば奥のほうへ。アイスクリームや冷凍の魚など、においの強いものとは少し離していただくと安心です。

焼き戻しのコツと、よくある失敗の直し方

ここがいちばんお伝えしたいところです。冷凍した食パンは、解凍せず、凍ったまま焼いてください。自然解凍してから焼くと、溶けた水分で生地がべたついてしまい、せっかくの食感が損なわれます。

トースターは先に1〜2分ほど予熱しておきます。そこへ凍ったパンを入れて、厚さにもよりますが3〜5分。4枚切りのような厚切りなら5分前後、6枚切りなら3分ほどが目安です。表面がさっと色づいて、耳のふちが香ばしくなったら出しどきです。もし中心が冷たいようなら、アルミホイルを軽くかぶせて1分ほど追加してみてください。

もうひとつ、私たちがよくおすすめしている方法があります。焼く前に霧吹きで表面に軽く水を吹くやり方です。水分を足してから焼くと、外は香ばしく中はふんわりと、焼きたてに近い状態に戻ります。ただし吹きすぎると重たくなりますので、ほんの二、三回で十分です。

ここからは、店頭でご相談いただくことの多い失敗についても触れておきます。いちばん多いのが、冷凍のタイミングが遅れてしまうケースです。二日ほど常温に置いてから冷凍すると、その二日分の乾きはそのまま閉じ込められます。冷凍は時間を止める手段であって、戻す手段ではないのです。

次に多いのが、包みが甘くて霜がついてしまうケース。表面の白い霜は、パンから抜けた水分が凍ったものです。この場合は霧吹きを少し多めにしてから焼くと、ある程度は取り戻せます。それでも気になるようでしたら、フレンチトーストやラスクにしていただくと、乾きがむしろ持ち味に変わります。無理に元に戻そうとせず、別の食べ方へ切り替える。これも立派な選択です。

よくある質問

Q1. 買ってきてすぐ冷凍しても大丈夫ですか

A1. はい、それがいちばんのおすすめです。粗熱がとれていれば、その日のうちに冷凍してください。温かいまま袋に入れると水滴がつくのでご注意ください。

Q2. 切らずに一本のまま冷凍してもいいですか

A2. できれば切ってからをおすすめします。一本のままだと凍るまでに時間がかかり、使うときも一枚ずつ取り出せません。

Q3. 冷蔵庫の野菜室ならどうでしょうか

A3. 冷蔵室よりはましですが、やはり固くなりやすい温度帯です。数日以上残るなら冷凍室を選んでいただくほうが確実です。

Q4. 冷凍したパンは何日くらいもちますか

A4. 目安は2〜3週間です。それ以降は香りが抜けやすくなりますので、早めに召し上がってください。

Q5. 電子レンジで解凍してもいいですか

A5. できれば避けていただきたい方法です。加熱むらが出やすく、冷めると固くなります。凍ったままトースターへ入れるのがおすすめです。

Q6. トースターがない場合はどうすればいいですか

A6. フライパンでも焼けます。ふたをして弱めの中火で片面2分ほど、ひっくり返して1分ほどが目安です。ふたがあると中まで温まります。

Q7. 耳が固くなってしまいました。戻せますか

A7. 霧吹きで軽く水を足してから焼くと、ずいぶんやわらかくなります。それでも気になるときはフレンチトーストにされる方が多いです。

Q8. サンドイッチ用に薄く切って冷凍できますか

A8. はい、できます。薄切りは乾きやすいので、ラップをより丁寧に。使うときは半解凍くらいで扱うと切り口がきれいです。

Q9. 冷凍したものを、もう一度冷凍してもいいですか

A9. おすすめしません。一度溶けたパンを再び凍らせると、食感が大きく落ちてしまいます。食べる分だけ取り出してください。

Q10. 秋の常温保存は何日くらいが目安ですか

A10. 室温や天気によりますが、当日から翌日までとお考えください。湿度の高い日はさらに短めにご判断いただくと安心です。

Q11. 店頭で冷凍のコツを聞くことはできますか

A11. もちろんです。スタッフがその日のパンの状態も見てお答えします。お気軽にお声がけください。

Q12. 贈りものにするときも冷凍で渡していいですか

A12. 保冷が難しい場合は常温でお渡しいただき、受け取った方に冷凍をおすすめしていただくのがよいと思います。

まとめ

・秋は気温と湿度の振れ幅が大きく、常温での日持ちが読みにくい季節です
・冷蔵室はパンが固くなりやすい温度帯なので、冷凍室を選んでください
・買ったその日のうちに、一枚ずつラップで包み、保存袋で二重にします
・保存の目安は2〜3週間。日付を書いておくと迷いません
・焼き戻しは解凍せず、予熱したトースターで3〜5分が目安です

保存の話ばかりが続いてしまいましたが、私たちがいちばん願っているのは、最後の一枚まで「おいしい」と思いながら食べていただくことです。天然酵母と北海道美瑛産小麦100%でつくったパンは、少し手をかけてあげるだけで、ちゃんと応えてくれます。うまくいかない日があっても大丈夫。焼き加減も、保存の仕方も、正解はご家庭ごとに少しずつ違っていいのだと思います。迷ったときは、店頭でお気軽にお声がけください。今日もどこかの食卓で、香ばしい一枚が焼き上がっていますように。

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ふんわり広がる小麦本来の甘みと香りを、 ぜひご自身やご家族で味わってみてください。

お近くの店舗で、焼きたての美味しさをお楽しみいただけます。